切削加工基礎講座の報告

平成26年10月24日(金)に,東京電機大学にて「切削加工基礎講座」を開催致しました.この講座では,委員が所属する企業の若手研究者と研究機関における学生を対象に,教育用として企画しました.この講座では下記のように,4名の講師により,切りくず生成,切削モデル,切削力,切削温度,工具摩耗,工具欠損,仕上げ面に関する考え方や解析事例について解説して頂きました.また,講座終了後には講師と参加者との技術交流会により,個別の質問や議論がなされました.

講座プログラム
時 間 タイトル 内 容 講 師
13:00~13:50 切りくず生成と切りくず特性 各種材料における切りくず形態とその分類について解説する. 横浜国立大学
新井 実
13:50~15:10 切削力と切削温度 切削力の解析に基礎となる切削機構のモデル化について解説する.切削温度に対する考え方,伝熱理論に基づく解析および有限差分法による数値解析を解説する. 東京電機大学
松村 隆
15:10~15:20 休 憩
15:20~16:10 工具損傷
(摩耗・欠損)
工具摩耗の形態と工具寿命方程式について解説する.
また,工具摩耗の理論的なモデル,工具欠損のモデルを解説する.
中央大学
井原 透
16:10~17:00 残留応力と加工変質層 材料の変形挙動およびこれに伴う温度変化等に基づき,切削仕上げ面の残留応力と加工変質層を解説する.有限要素法等の数値解析の結果を示しながら,切削条件がこれらに及ぼす影響を解説する. 東京農工大学
笹原 弘之
17:10~19:00 技術交流会 講習会における個別相談  

今回の講座参加者は72名,技術交流会参加者は37名で,多くの参加者により盛況な基礎講座となりました.この企画は今年度より開始したものですが,来年度以後も専門委員会会員へのサービス企画として,毎年一回開催する予定です.